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集中連載コラム アクロスと北電子が教えてくれたこと その2
集中連載コラム アクロスと北電子が教えてくれたこと その2

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さん
- 投稿日:2016/02/26 11:36
前回の続きになります。
「忘れていないあの頃」を持ち合わせながらも、「面白ければ何でも歓迎する」前回も書いたこの言葉は、何も現状だけの話ではない。パチスロを打つ人間であれば、ずっと同じような思いを引っ張ってきたのだ。
-神格化とは違う「プロ」への概念-
一昔前なら、年間でプラス1000万。専業なら叩いて当然の数字だった。派手な暮らしをしてもまだ遊び銭のあるプロがゴロゴロしていた。そこにしかステータスがなかったからだ。事実ホールで近くに存在するプロを、どこか自分も尊敬したものである。
そしてもう一つが紙上にて活躍する「ライタープロ」詳しくは記載しないが、功績も罪も同じくらい高く深い人たちだ。
多数のパチスロメディアが淘汰され、衰退した今、ライタープロと言えば、いやライタープロに限ったことではないかもしれない。「プロ」の条件に「人を呼べること」と言う絶対的な条件が加わった。人を集めれる、数字を伸ばせる人間に価値があるのだ。
この世で唯一と言ってもいいほどの絶対的なものは「数字」以外に無く、「数字」はネット社会で表面化され、積み上げた物により強い名誉が送られる。動画での宣伝や来店時のイベント。数字を伸ばせないプロは、プロじゃない。
-時代からの答え-
ライターイベントが過熱し、ホールが客を呼ぶ手段として、もし全国的にこの流れが加熱すれば(ライターイベンントを禁止している地域は多々有る)次に規制がはいるのは「ネット広告」の一点だろう。そもそも「ネットで情報を拾える人」と、高齢者やサラリーマンに代表される「拾えない人」ここで差がついてしまってはまた時代は繰り返すのだ。広告規制時におけるあのホールでの衰退を、業界様は今一度思い出して欲しい。
-ジャグラーと花火-
ジャグラーの設置位置がここ近年で変わってきた。以前なら「壁際1択」であったジャグラーは、メイン通路にその籍を置くことも珍しくない。もともと高齢者の遊技が目立ったため、開店時に時間差で空く、混雑を避けた扉側に設置されたり、「なるべくトイレに近い場所」に設置する事が定石であったが、ホールに入り「ここにジャグを置くのか!」と驚くことも随分減った。王者と呼ぶに相応しい位置に設置されている、液晶の無い完全告知のパチスロ台。おかしな話だ。
花火の功績を称える人がこれほどまでに増えたのに、メーカーは過去自社から出したコンテンツを焼きなおす再、それでもノーマルを外し、ド派手な液晶を付け、ARTやATにこだわりを見せる。花火の入れ替えを行い、ノーマルの看板機種として使うホールが、「これでいいんだよ!」とどこか悲鳴をあげている気さえする。
確実にこのままだと加熱する「熱」とユーザーが過熱させたい「熱」のズレ。気付いていない業界人など居ないだろう。それでも向かう道すがら、僕らの書く文章などは所詮小さな石ころに過ぎない。それでもこんな思いを持って、仕事上がりのひと時にレバーを叩く人間がいることを知って欲しい。邪魔なら蹴り飛ばしてくれ。また誰かの足元にでも転がる。
声を無視した石ころだらけ道。歩む事すら困難にならないことを祈る
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